画質を落とさずに画像を圧縮する方法
JPGやPNGのファイルサイズを目に見える品質低下なしに縮小する実践ガイド。非可逆圧縮と可逆圧縮を理解し、適切な品質設定を選び、ブラウザベースの圧縮がなぜ最もプライバシーに配慮した選択肢なのかを学びましょう。
重い画像は、Webページの表示速度低下、容量オーバーで送れないメール添付、クラウドストレージの容量不足といったトラブルの最大の原因です。朗報は、人の目が違いに気づく前に、たいていはファイルサイズを60〜80%も削減できるということ。このガイドでは、圧縮が実際にどう機能するのか、どの品質設定を使うべきか、そして画像をどこにもアップロードせずに圧縮する方法を解説します。
非可逆圧縮と可逆圧縮:これだけは押さえておきたい概念
画像圧縮の手法は、すべて次の2つのカテゴリーのどちらかに分類されます。可逆圧縮(PNGやZIPで採用)は、データをより効率的に書き換えつつ、元のピクセルをすべて保持します。可逆圧縮された画像は、展開すれば必ずまったく同じ絵に戻ります。一方の非可逆圧縮(JPGで採用)は、なめらかな部分のわずかな色のゆらぎなど、人の目が気づきにくいディテールを永久に切り捨てます。写真でJPGファイルがPNGファイルよりはるかに小さくなるのは、このためです。
実用的なルールは次のとおりです。写真や色数の多い複雑な画像には非可逆のJPGを、スクリーンショット、ロゴ、線画、透過が必要なものにはPNGを使います。スクリーンショットをJPGで圧縮すると文字がにじみがちで、逆に写真をPNGで圧縮しても、見た目のメリットなしにギガバイト単位の容量を無駄にするだけです。
適切な品質設定を選ぶ
JPGを保存する際、エンコーダーは品質値(たいていは0〜100)を要求します。これこそが、ファイルサイズと画質のバランスを取るための最大の調整手段です。
- 品質90〜100:元画像とほとんど見分けがつきませんが、ファイルサイズは大きいままです。アーカイブ用のマスター画像にのみおすすめです。
- 品質75〜85:ほとんどの用途におけるスイートスポットです。写真は通常、元のサイズの20〜40%まで縮小され、画面上では劣化が見えません。
- 品質50〜70:特にシャープな輪郭や文字の周りに、目に見えるぼやけが生じます。サムネイルや、帯域幅がシビアに効いてくる場面なら許容範囲です。
- 50未満:ブロック状のノイズや色のバンディングが明らかになります。ユーザーに見せるものには避けましょう。
手順:ブラウザで画像を圧縮する
- Image Compressツールを開きます。アカウント登録は不要です。
- 画像を1枚でも、まとめてでもドロップします。すべてのデータはお使いのデバイス上に留まります。
- 出力フォーマットを選びます。写真はJPGのまま、輪郭のシャープな図形にはPNGがおすすめです。
- 品質スライダーを設定します。まず80から始めて、ライブプレビューを見ながら調整しましょう。
- 各画像に表示される圧縮前後のファイルサイズを比較します。
- 圧縮済み画像を個別に、またはZIPとしてダウンロードします。
実際にどれくらい節約できる?
スマートフォンのカメラ写真での典型的な結果は次のとおりです。4 MBのJPGを品質80で再エンコードすると、多くの場合600 KB〜1.2 MBに収まり、70〜85%の削減になります。PNGで保存されたスクリーンショットは、透過が不要であればJPGへ変換することで、さらに劇的に小さくなることもよくあります。WebPは、掲載先を自分でコントロールでき、閲覧環境がすべて対応しているとわかっている場合には、さらに20〜30%上乗せで削減できます。
ローカルでのブラウザ内圧縮が重要な理由
多くの無料オンライン圧縮ツールは、画像をサーバーへアップロードし、そこで処理して結果を返します。つまり、家族の写真、身分証明書のスキャン、クライアントワークといったあなたの画像が、他人のインフラを経由し、そこに置かれるということです。Canvas APIを利用したブラウザベースの圧縮なら、画像の再エンコードはすべて自分のデバイス上で完結します。何も送信されず、何も保存されず、ページを一度読み込めばオフラインでも動作します。これは自分で確かめられます。圧縮中にブラウザのDevToolsのNetworkタブを開き、アップロードのリクエストが発生していないことを確認してみてください。
さっそく試してみましょう。Image Compressツールで、画像を無料で、プライバシーを守りながら圧縮できます。